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2025/09/21

占いカウンセリングの特徴

ただ解決策を教えるのではなく、共に歩むカウンセラー

1. 傾聴 ― 聴いて、受け止めることから始まる

私はまず、相手の言葉を最後まで遮らずに聴きます。声の調子や間、沈黙の重さにも耳を澄ませます。
人は「話を聴いてもらえた」と実感するだけで、安心感と自己回復力を取り戻し始めるのです。私が経験した孤独――「誰にも相談できない」「話しても否定される」――その苦しみを、クライアントには絶対に味わわせたくありません。

2. 占い ― 無意識の声を映す鏡として

占いは未来を決めつけるものではありません。カードや星は「心の奥の声を映し出す鏡」として使います。自分でも気づいていない本音や、言葉にならない感情を可視化することで、クライアントは「そうか、これが私の気持ちだったんだ」と腑に落ちていきます。

3. 心と身体を同時に整える

私は心理学だけでなく、ヨガや呼吸法、瞑想も取り入れています。
なぜなら、人の心は身体と切り離せないからです。呼吸を深めるだけで、不安で揺れる心は静まり、安心して自分と向き合えるようになります。心が硬くなっているときは身体からアプローチし、身体が疲れているときは心の整理を優先します。

4. 「育て直す」ことを大切にする

大人になってからでも、人はもう一度「愛着」を育て直すことができます。
「頼ってもいい」
「助けてもらってもいい」
「私は愛されていい」
そんな感覚を対話の場で積み重ねていきます。
これは私自身が自分に使ってきた手法であり、同じように苦しむ人に伝えたい一番の軸です。

5. 共感と共歩(きょうほ)

私はクライアントを“治す”存在ではありません。共に感じ、共に考え、共に歩む「伴走者」です。
答えを押しつけるのではなく、本人が自分の力を取り戻す瞬間を信じて待つ。
「人間には元々、立ち上がる力がある」――それを信じ切ることが、私の占いカウンセリングの核です。

信念として伝えたいこと

私の手法は特別な魔法ではありません。
「聴く」
「映す」
「整える」
「育て直す」
「共に歩む」
この5つを大切にすることで、人は必ず回復し、自分らしい人生を歩き始めます。

私自身がそうであったように。
2025/09/14

初めてのクライエントさん

私の母を思い起こさせ衝撃的なセッションでした

占いカウンセラーとして歩み始めて間もない頃、まだ、コロナで自粛していた頃に私は最初のクライエントに出会いました。

当時30代、二人の子を育てている母親でした。


彼女は少し荒っぽい、ヤンキー調の話し方をする人で、その言葉遣いや態度が、まるで私の母を思い起こさせ、私は無意識に身をすくめてしまいました。彼女の生い立ちを聴いていくうちに、言葉にはできないほど過酷さで衝撃を受けました。、子ども時代に守られるはずの安心や愛情を、ほとんど受け取らないまま大人になってしまった彼女。話を聴きながら、胸の奥がぎゅっと締め付けられるようでした。


しかし、彼女が抱えていた悩みは愛が分らないというものでした。

「夫を信じられない。愛せない。だから、不倫したくなる衝動が湧く。」

「義母はいい人だけれど、どうしても、気持ちが悪くて、好きになれない」

「子育てが不安で、子どもすら本当に好きになれない」


彼女自身も語っていました。「生い立ちに比べれば、今の結婚生活は夢物語のようなはずなのに、私は夫を愛せない」と。確かに、彼女の現在の暮らしは過去の悲惨さから見れば安定していました。けれど、心の奥に刻まれた「愛されなかった記憶」は、彼女に人を信じる力を阻み、愛を受け取ることも、愛を与えることも、彼女の凍てついた心を溶かしても何もしてはくれなかったのです。


私は、彼女の悩みに自分を重ねていました。

「愛したいのに愛せない」

「守られているはずなのに不安が消えない」

「周りに人はいるのに孤独」


それは私自身の20代のモラハラにあっていた結婚生活を思い出させました。そして、「人を愛したり信じたりするとひどい目に合うぞー!」と脳内でアラームが鳴っていました。なんと残酷な定位反応でしょうか・・・


彼女との出会いは、私にとって忘れられない体験となりました。彼女のお悩みは、私の中に眠っていた過去の痛みを呼び覚ましながらも、同時に「私はどうしたらこの人と一緒に回復の道を歩んでいけるのだろう」と真剣に考える仕事としての覚醒にも似た意識が働いたのです。それ以降、私の直感は夢中で心理学の勉強をさせてくれたのです。占いカウンセラーとしての私の歩みは、この出会いから始まったのでした。

※定位反応
人や動物が新しい刺激に注意を向けるときに自然に起こる反応を指します。

環境に突然現れた音・光・匂い・動きなどに対して、身体や意識が「それは何だろう?」と注意を向ける反応のこと。

2025/09/07

モラハラ不倫のない世界を目指して

原因を追及、解決を探究

子どもたちとの再会という最高の喜びを味わったあとも、私の心にはいくつもの影が残っていました。母や前夫へのわだかまり、自分を責める癖、そして「本当に私は愛される存在なのだろうか」という問い。過去は消えず、時折心を突き刺す棘のように疼いていました。なんとなく人間関係が続かなかったのです。親密になるのが怖いという感覚に気づいたけれど、その痛みと向き合いながらも、なかなか回避を克服できませんでした。でも、だからこそ、

――苦しみを抱えたからこそ、人の痛みに寄り添える。

――孤独を知ったからこそ、誰かの孤独を和らげられると根拠のない自信は持っていました。

そんな気づきは、心の奥で少しずつ芽生えていったのです。

再婚後、友達や人とのつながりを通じて明るさを取り戻していく中で、「このモラハラ不倫経験をただの不幸で終わらせてはいけない」と強く感じるようになりました。私が歩んできた道は、同じように傷つき、孤立している誰かの希望になれるかもしれない。そう思ったとき、心が小さく頷くような感覚がありました。

その頃、ヨガや呼吸法、瞑想、そして占いに触れる機会がありました。占いは単なる未来予知ではなく、心の奥に隠れた本音や無意識の声を映し出してくれる“鏡”のように感じました。私自身が占いを通じて救われた瞬間があったのです。

「私も、この方法で人を支えたい」

「魂が迷子になっている人に、安心と希望を届けたい」

そうして私は、占いとカウンセリングを融合させ、人の心に寄り添う道を選びました。占いカウンセラーとして生きることは、過去の苦しみを無駄にせず、誰かの回復を支える光に変える道でした。

今振り返れば、私が経験した孤独や苦悩はすべて、この仕事へとつながる必然の過程だったのだと思います。感謝

2025/08/31

モラハラ不倫地獄からの脱出

生き直し、回復への準備期間

離婚を決めたとき、私は全てを失った気がしました。家族という拠り所を失い、子どもたちと離れる寂しさは胸をえぐるようで、夜になると布団の中で声を殺して泣きました。あの頃の私は、人生の敗者のように思えてなりませんでした。「もっと頑張れたのではないか」「母親として失格ではないか」と自分を責め、後悔と無力感に押しつぶされていました。


それでも生きるためには働かなければならず、アルバイトやパートを始めました。体は疲れていましたが、誰かに必要とされ、少しでも収入を得ることは、かすかな自信の芽を育ててくれました。


やがて私は、母に降参するようにして実家へ戻りました。母との関係は複雑で、受け入れられない気持ちもありましたが、帰らざるを得ませんでした。心の奥には「頼りたくない」という反発と「一人ではやはり無理だ」という諦めが同居していました。母に寄りかかるたび、過去の記憶が疼き、わだかまりは消えることはありませんでした。


それでも時間は少しずつ前へと進めてくれました。日常の中で人との出会いがあり、支えてくれる人が現れました。やがて、人生をやり直すきっかけとなる再婚を果たすことができたのです。その時の私は、すでに「ゼロから歩き始める」潔さを持っていました。失ったものは数えきれなかったけれど、「また一から積み上げればいい」という決意が心に灯っていました。


再婚生活の中で、愛し愛される感覚と自信を取り戻していきました。笑う時間が増え、人とつながることの喜びを感じられるようになりました。けれど、心のどこかでか奥の方では、モラハラに対する怒り、悲しみ、痛みは消えずに残っていました。


無意識でしたが、母や前夫へのわだかまりは完全には消えませんでした。心の奥に残る棘のように、時折痛みをもたらしました。それでも私は、子どもとの再会を一生の中で一番のよろこびとして経験したり、少しずつ幸せを受け取れるようになり、ようやく「過去を抱えたままでも前に進める」ということを学んだのです。



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2025/08/24

「モラハラ・不倫」VS.「我慢するいい人」

私自身の30年前の結婚生活を振り返る

私の仕事は、人生のどこかで「自己肯定感を失ってしまった女性たち」が、自分自身をたおやかに育て直し、脳・心・身体を整えながら、本来の力を取り戻し、自分らしい才能を発揮して輝いて生きていけるようにサポートすることです。 

私自身、20代の結婚生活でモラハラに苦しみ、自己肯定感を失い果て、「自分は夫にくっついた寄生虫のような存在だ」と思い込んでいた時期がありました。当時は家庭内の問題を外に語ることは“恥”とされ、声を上げることさえ難しかったのです。しかし、令和の時代になり、加害者側のモラハラをしてしまう人のSNSや出版を見かけることがあり、夫婦間のモラハラが社会的に認知されて、社会がより生きやすくなっていることを知ることができました。そこで、自分自身のモラハラ体験を振り返ってみようと思います。

その前に、モラハラの定義から確認しますね。「夫婦のモラル・ハラスメント(モラハラ)関係とは、一方の配偶者が言葉や態度、無視、過度な支配や否定的な評価などによって相手の尊厳や自己肯定感を長期的に傷つける関係性」を指します。


モラハラは二人の間で一方が言葉や態度で攻撃するので、外形的な暴力のように見えにくく、周囲から気づかれにくい上に、その心理的・社会的ダメージは甚大です。被害者の心身の不調、子どもへの悪影響、家庭崩壊、孤立化を引き起こすだけでなく、社会全体に静かに深刻な影を落としてしまいます。 

原因の多くは、本人が覚えていないほど早い時期の親子関係に根を持つ場合もあります。幼少期に安心して愛される経験を奪われた人が、大人になって不健全な関係性を繰り返してしまう。この「愛着の連鎖」が社会的なモラハラ問題を生み出す一因となっています。

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(ここからは私の回想話です)

私の元夫は、まさに「力で相手を支配しようとする人」でした。

言葉の端々や態度に「上からの力」が滲み、私はいつも小さく押し込められていました。一見すると強いように見える彼の姿の裏には、実は「私に見捨てられるかもしれない」という不安が潜んでいたのだと、今になって思います。その不安を隠すために、彼は「ここがダメ」「あそこができていない」と私を徹底的に批判しました。私は少しずつ自己肯定感を削り落とされ、「お前は自分なしでは生きられないだろう」という無言のメッセージに縛られ、逃げられなくなっていったのです。


夫は、お金や地位を武器にし、家事も子育ても私に押し付けました。感謝の言葉はなく、むしろ「まだ足りない」と不満をぶつけられるばかり。自由は奪われ、私の声は無視され、彼は自分の趣味に没頭して家庭をただの避難所のように扱いました。帰ってくれば小言を浴びせ、雑用を押し付け、好き勝手に振る舞う。そんな日々に、私は深い孤独と徒労感を抱えながらも、表向きは「守られている安定」を失うのが怖くて、耐え忍ぶしかありませんでした。


本当は愛されていないと分かっていても、彼の稼ぎが生活を支えていたことで「守られている」という感覚を手放せなかったのです。私は心のどこかで「一人で仕事をして子どもを育てるなんて無理かもしれない」と思い込み、その恐れが私を縛り付けていました。経済的な依存と心理的な不安の間で、私は自分を押し殺し、沈黙することを選んでしまったのです。


そして、何よりも辛いのは、その関係を子どもたちが目にして育っていたことでした。支配的な父親の姿と、我慢しながらも陰で夫を見下し、自分の欲求を別の形で埋め合わせようとする母親――つまり私の姿。その両方を子どもたちは学び取ってしまいました。私が経験したモラハラの苦しみは、次の世代へも「支配する側」と「従う側」という歪んだ関係性を引き継いでしまう危険をはらんでいたのです。


やがて、心の傷は体にも現れ始めました。

視界はぼやけ、乱視がひどくなり、文字を追うだけでも頭が痛くなりました。食卓に並んだ料理の味がわからず、塩辛さや甘さの区別すら曖昧になっていきました。鏡に映る自分の顔色は青白く、手足は冷え切り、常に体が重く、力が抜けていくような衰弱感に包まれていました。


「このまま私は病気で死ぬのではないか」

そう思った夜もあります。けれど、その恐怖すら夫に伝えることはできず、ただ黙って台所に立ち、家事や育児に追われる自分を無理に動かし続けていました。


――この時の私は、心も体も、完全に壊れていたのです。



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