2025/09/07
劣等感と優越感の葛藤

劣等感のトンネルと抜けた後で見えてきた世界です
子どもの頃から私は「努力して優秀でなければならない」と信じ込んでいました。
水泳選手として10年間必死に泳ぎ続け、表彰台に立ったこともありました。
けれどある日、大人の都合で勝手に選手を外された瞬間――
胸の奥に、初めて「劣等感」という強烈な衝撃が走ったのです。
下のグループに移れば「優越感」を味わえるはずなのに、それは一瞬。
すぐに「また落ちこぼれる」という奈落の感覚に引きずり込まれていきました。
まるで鬼滅の刃の舞台が急降下するように、背中から吸い込まれていくような感覚。どれだけ、好きなことを我慢させられて子ども時代に水泳の練習ばかりをしていたか分りません。少しでも早くなって1位になりたい。ならなければいけないと信じ込まされていたことか。だからこそ、
「努力しなければ存在価値がなくなる」――そんな思い込みが心に深く刻まれました。
その後の人生も、この思い込みが私を走らせ続けました。
初婚では、必死に頑張っても分かり合えない夫にモラハラを受け、
「もっと頑張らなきゃ」「もっと役に立たなくては」と自分を追い詰めました。
気づけば、毎朝の夢の中で突風に押し戻される悪夢を見て、
どんなに前へ進もうとしても、後ろに引きずられる感覚に苦しんでいました。
そこから私が気づいたこと。
それは――私は「傷ついた子どもモード」で生きていた、ということです。
そしてそのまま大人になってしまったから、知らず知らずのうちに
子ども達に対しては「傷つける大人モード」を演じていたし、社会でも不器用に防衛ばかりしていました。
その自覚は恥ずかしいものでした。
でも同時に、恥ずかしさは「変わりたい」という本気のサイン。
私はようやく、防衛の鎧を降ろして「ヘルシーな大人モード」に育っていく決意をしました。
ヘルシーな大人モードとは――
努力やコントロールで誰かを動かすのではなく、
ただ安心と信頼を差し出せる存在になること。
「私は私のままで愛されていい」と信じられること。
そして子どもや孫、未来世代に「もう傷つかなくていいんだよ」と伝えられること。
そんな私の宣言がこちらです。
🌞 私は自分の力を信じます。
そして、そのエネルギーは愛と平和を現わしています。
私はもう、優秀であるかどうかや劣等感に揺さぶられるのではなく、
自分の光を信じて「愛と平和の発電所」として日々を生きていきます。
もしあなたも劣等感のトンネルにいるのなら、どうか忘れないでください。
トンネルは必ず出口に続いています。
その先には、自分の力を信じて光を放つあなた自身の姿が待っています。
💌 読んでくれたあなたへ
ここまで読んでくれて本当にありがとう。
今あなたが苦しみの中にいても、あなたは一人じゃないよ。
私も同じように劣等感に押しつぶされ、頑張っても報われない日々を生きてきました。
だからこそ、心から寄り添いたいと思います。
あなたの存在そのものが、すでに大切で尊い光です。
今日もどうか、自分を責めずに、ひとつでも「ほっとできる瞬間」を見つけてくださいね。
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2025/08/28
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後悔を残さない人生を生き抜くために
まずは、自分を愛することが、すべての始まり
あなたはこれまでどのくらい”自分を大切にすること”を意識してきましたか?
25年前の私は「どうせ、私なんていなければいい」と思って、自分を追い込んで離婚しました。でも、心の奥の方で、もうこれ以上を自分を犠牲にした生き方はしたくないともがいた結果、離婚をしたともいえるのです。つまり、本音は私にとっては、離婚することが「自分を大切にすること」だったんです。
もしかしたら、これを読んでいるあなたも、家族や職場、友人やコミュニティーのことを優先し過ぎて、「自分のことは後回し」にし続けているかもしれませんね。
そう、自分を愛することはダメでもわがままでもありませんよね。むしろ、それはあなたの人生を豊かに有意義に生きるための始めの一歩なんです。
自分の心と向き合って、自分に親切にし、自分を敬愛し、大切にやさしくすると、、、さらにいい展開が始まります。それは、不思議と人間関係もやさしく、深まって変わっていくのです。
次は、ひとりで頑張るよりも、人とのつながること
ある日、クライエントさんが来てこんな風にぽつりと言いました。
自分はかなり仕事をして成果を出せた。けれど、ここから先に羽ばたこうとしても、どうしても、、、、
「人と関わるのが怖いんだよね。でも、ひとりでするのは限界があるんだ。それを知った今、自分はとっても悲しいんだ。いや、ひとりが寂しいんだ。けれど、人と関わるのは怖い、、、」
私は「そうだよね。その気持ち良くわかるよ。怖いよね。」と
しみじみ共感しました。その気持ちを吐き出すクライエントさんに寄り添いながら、涙が溢れてきました。涙が一通り流れて落ち着いてから、私はこう応えました。
「無理につながろうとしなくて大丈夫。もう、あなたは私とつながれたじゃないですか。こんな風に、また、”他の人ともつながる練習”を自分のペースで始めればいいですよ。」
人(カウンセラー)とつながることで、寂しさは回復できます。そして、つながりは、心の安心基地になってくれるのです。(ここがカウンセラーの腕のみせどころです。(笑))
心の準備ができたら、あなたはとってもすてきなすごい人です。そんな風に伝えたら、クライエントさんが自然な笑顔になっていくのが見えました。
そして、迎える最期の日まで、人生を有意義に生きる
あなたはどんな風に人生の最期を迎えたいですか?
私は十分やってみて「有意義で楽しかった、ありがとう」と
感じていたいと思っています。
または、たとえば、
・愛する人と笑いの多い時間を送れた
・自分の好きなことに夢中になれた
・誰かの役に立てた喜びにあふれていた
・家族のことを精一杯愛した
あなたらしい「幸せ‣至福」を重ねることで
あなたの人生は満たされます。
有意義な人生とは、大きな目標を達成することではありません。「今ここ」を味わい、大切に生きることです。
それこそが、本当の豊かで有意義な人生になるのです。
今ここの自分を愛して
あなたは、もう十分頑張ってきたはずです。
まだまだ、もっともっとと一辺倒にならずに、今の自分が十分であることを認めてください。
たとえば
・どんな小さなことでも「自分によくやってるね」と声をかける
・誰かに「助けて、教えて、こうして欲しい」などと声をかけてみる。
・自分に新しい挑戦や成長を体験させてあげる。
そんなことが自分を愛する一例だと思います。
あたなの未来を変えていく大切な一歩
これからは、「自分を愛し、人とつながる、有意義な人生を楽しむ」ことが必要です。
私は、あなたが至福の道を歩いていくサポーターでありたいと心から思っています。一緒に、「生きていてよかった」と心から思える日々を積み重ねていきましょう。
タラニ
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2025/05/31

人はセルフイメージ通りに生きている
人生のパターンに囚われる物語
ある日「私は、物語の中で同じパターンを繰り返している」と気づけたのです。
セルフイメージ通りに生きる私達
ここで言う物語とは、夢のようなフィクションではありません。
人生の中で繰り返されてきた、決まったパターン。
それは、何度も何度も、登場人物や環境を変えて現れては、
私を翻弄してくる“ドラマ”のことです。
たとえば、何も起きていない静かな時間が不安でたまらない日。
その背後には、「何かが起きていないと、私は存在できない」
という無意識のルールが、ずっと働いて焦って行動を起こしていたのです。
そのことをエゴが暴走するという人もいます。
◆ 人生脚本という見えない台本
心理学ではこれを「人生脚本(ライフスクリプト)」と呼びます。
子どもの頃に身につけた生き方のパターンであり、それは親や周囲の影響の中で、「こう生きれば生き残れる」「これをしてはいけない」といった禁止令によって形成されていきます。
私の人生脚本には、こんな禁止令がありました。
感情を感じてはいけない
平穏な時間は価値がない
無意味に存在してはいけない
だから私は、いつも心のどこかでお決まりの“起承転結”を繰り返していました。
事件が起きる。誰かが離れる。何かが壊れる。
そうした変化の中でしか、私は「私の人生が動いている」感覚を得ていたのです。
◆ 物語に存在の鍵を渡してしまう
物語(人生のパターン)に引き込まれているとき、私は自分を美化して生きている実感を持てます。
逆に、静かな日常や満たされた時間には、どこか浮いてしまう。
つまり、今ここにはいません。
「何かがおかしい」「何かが足りない」――そんな焦燥感が胸を占めるのです。
本当は、ただ穏やかに過ごしているだけで、私の存在は十分価値があるはずなのに。
私はずっと、「物語」の中に“本当の自分の存在への鍵”を渡してしまっていたのです。
ここでいう存在の鍵とは、
真我である魂への入り口の鍵のことです。
――本当の真我に繋がる大切な入口のこと。
けれど私は、扉の向こうにいる本当の真我を信じることができず、
外側のパターン(物語)の中に生きることを真実だと錯覚していました。
◆ 脚本を書き換えるとき
人生の脚本は、無意識のものです。
でも、それに気づいた今、少しずつ書き換えていくことはできます。
感情が湧かなくても、今ここに生きている自分にそっと寄り添う
何も起きない日こそ、存在の根っこを耕すチャンスと知る
パターンに飲み込まれそうになったら、静かに内なる扉に意識を戻す
そうやって少しずつ、私たちは物語から自由になり、
他人や外側の出来事ではなく、魂の声を軸にした人生を選べるようになります。
◆ さいごに
物語がなければ不安になっていた私は、もう扉の鍵を見つけています。
「静けさの中にある魂の声」に耳を澄ませる練習を始めています。
これこそが、ずっと探していた“わたしの真実の物語”のはじまり。
あなたの中にも、
何かが始まろうとしている静けさが、そっと息づいているのではないでしょうか。
魂を感じ続けて、シフトし続ける感覚を持てますように。
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2025/05/25

安心感を体験することの意義
愛着障害と向き合いながら
──舞台に立てた日のこと
先日、フラダンスの発表会に出演しました。
たった数分間のステージ。
けれど、私にとっては「人生が少し書き換わる」ほどの出来事でした。
私は長い間、
「人前に立つ」「注目される」「誰かに見られる」という場面に、
ソワソワやザワザワ感と不安を強く感じてきました。
それは、ただのあがり症や恥ずかしがり屋ではなく、
「愛着障害」という、
心の奥底に染みついた生きづらさと関係していたことに、
ここ数年でようやく気づいたのです。
安心感の欠如は、子ども時代の記憶に根を張る
私が幼いころ、親は
とても不安定な精神状態だったと
記憶しています。
いつも、怒鳴られたり叩かれていました。
そして、親自身のことで忙しく
親の目も手も、私に向いている時間がとても少なかったと記憶しています。
甘えたい時に甘えられず、
寂しい時に抱きしめてもらえなかった経験は、
「自分は守られない存在なんだ」
「必要とされないのかもしれない」
という感覚を身体に刻み込みました。
こうして私は、不安型愛着を身につけました。
誰かと親しくなりたいのに、
想いとは裏腹に不思議と親密になれない。
のどから手が出るほど愛されたいのに、
愛されると警戒したり疑ってしまう。
ずっと、心の奥に
「私は一人で頑張らなきゃ」という
決意のような孤独があったのです。
50年越しに得た、“安定型愛着”の身体感覚
そんな私が、
今回の発表会で経験したことは、
意識的には初めての感覚でした。
ステージに立つ私を、
まっすぐ見つめてくれている
保護者のような人がいたのです。
それは今のパートナー。
彼の存在が、
私に「安心して光の中にいてもいい」
「信頼できる人に見守られている」
という感覚を与えてくれました。
このときの私は、
不思議なくらい落ち着いていて、
「私は守られている」
「この場所にいても、私は大丈夫」
そんな実感が、体の芯から湧き上がってきました。
愛着障害は、大人になってからでも回復できる
愛着障害は、
「感じなおす」ことで、
少しずつ書き換えが可能だと言われています。
言葉ではなく、
頭の理解ではなく、
“身体感覚を伴った安心の体験”こそが鍵。
まさに今回の発表会は、
私にとってその体験でした。
たとえ幼少期に愛されなかったと感じていても、
たとえ安心の記憶がなかったとしても、
大人になってからでも、
「愛されても大丈夫」
「私は守られている」
と感じる瞬間を通じて、
私たちは愛着を育て直すことができるのです。
一瞬の感覚が、人生を変えていく
たった一度の「大丈夫だった」体験。
その一瞬が、
脳にも身体にも、
静かにでも確かに、
新しい道をつくってくれる。
今回の発表会で私は、
それを身をもって体感しました。
「私は光の中に立ってもいい」
「見守ってくれる人がいる」
「私は、もう一人ではない」
そんなふうに思える今、
私はほんの少し、
自分を好きになれた気がしています。
あなたにも、愛と安心が届きますように
この体験を通して私が伝えたいのは
「愛着は、取り戻せる」ということ。
年齢に関係なく、
過去の背景がどんなに複雑でも、
人は“今ここ”での安心を土台に、
未来を書き換えていけるのです。
もしあなたが今、不安の中にいるなら。
もし「どうせ私なんか」と感じてしまう瞬間があるのなら。
どうか覚えていてください。
安心は、体験として取り戻せる。
愛着は、何歳からでも育て直せる。
そして、あなたにもそれができる。
その希望を、私はこれからも伝えていきたいと思っています。
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2025/05/20

自己否定を止めて、よく笑うこと!
お腹の底からよく笑えるようになろう!
「自己否定の方へいくのではなく
自分を認め、褒められるようになること!」
ある程度の時間はかかりますが
意識的に自分自身をしっかりと持ち
どんな困難も自らの選択で乗り越えていく力。
自信が持てずに低空飛行しているあなたにも、
ほんの小さな一歩から、空高く舞い上がる可能性があるのです。
たとえば、
静かなひとときに、窓を開けて新鮮な空気を吸い込みながら「今日は自分のために何かをしてみよう」と決意してみませんか。
お気に入りのカフェで一杯のコーヒーをゆっくり楽しむ、
短い散歩を取り入れる、
眠たいときはよく寝る
自分のやりたいことを自分にやらせてあげる
自分のためだけの小さなノートに今日の気持ちを記してみる。
このような「小さな習慣」が、やがてあなたの内面に大きな変革をもたらす土台となるでしょう。
自分軸を育むための第一歩は、
「今の自分の命(存在自体)をありのままに感じること」から始まります。
自分に厳しい評価を下す前に、
一日頑張った自分に「よくやった」と声をかけてあげる。
どんな小さなネガティブやポジティブ
両方の感覚や体験を受容すること
それは確実に自信へと繋がります。
感じたこと、気づいたことを大切にし、
「自分は自分」という確固
この一歩一歩が、
人生を自分次第で創り替える軸となります。
「自分を大切にする」という選択は、
自己満足ではなく、
成長への鍵です。
今日はその小さな一歩を、
どこかで、どんな瞬間に感じ取れるかもしれません。
その感覚を形状記憶して
あなた自身の価値を信じ、
少しずつ上を目指していきましょう。
お互い、自分軸の翼を広げ、共に高く飛び立ちましょう!
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