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2025/05/25

獲得する安定型愛着スタイル

安心感を体験することの意義

愛着障害と向き合いながら

──舞台に立てた日のこと

先日、フラダンスの発表会に出演しました。

たった数分間のステージ。

けれど、私にとっては「人生が少し書き換わる」ほどの出来事でした。

私は長い間、

「人前に立つ」「注目される」「誰かに見られる」という場面に、

ソワソワやザワザワ感と不安を強く感じてきました。

それは、ただのあがり症や恥ずかしがり屋ではなく、

「愛着障害」という、

心の奥底に染みついた生きづらさと関係していたことに、

ここ数年でようやく気づいたのです。

安心感の欠如は、子ども時代の記憶に根を張る

私が幼いころ、親は

とても不安定な精神状態だったと

記憶しています。

いつも、怒鳴られたり叩かれていました。

そして、親自身のことで忙しく

親の目も手も、私に向いている時間がとても少なかったと記憶しています。

甘えたい時に甘えられず、

寂しい時に抱きしめてもらえなかった経験は、

「自分は守られない存在なんだ」

「必要とされないのかもしれない」

という感覚を身体に刻み込みました。

こうして私は、不安型愛着を身につけました。

誰かと親しくなりたいのに、

想いとは裏腹に不思議と親密になれない。

のどから手が出るほど愛されたいのに、

愛されると警戒したり疑ってしまう。

ずっと、心の奥に

「私は一人で頑張らなきゃ」という

決意のような孤独があったのです。

50年越しに得た、“安定型愛着”の身体感覚

そんな私が、

今回の発表会で経験したことは、

意識的には初めての感覚でした。

ステージに立つ私を、

まっすぐ見つめてくれている

保護者のような人がいたのです。

それは今のパートナー。

彼の存在が、

私に「安心して光の中にいてもいい」

「信頼できる人に見守られている」

という感覚を与えてくれました。

このときの私は、

不思議なくらい落ち着いていて、

「私は守られている」

「この場所にいても、私は大丈夫」

そんな実感が、体の芯から湧き上がってきました。

愛着障害は、大人になってからでも回復できる

愛着障害は、

「感じなおす」ことで、

少しずつ書き換えが可能だと言われています。

言葉ではなく、

頭の理解ではなく、

“身体感覚を伴った安心の体験”こそが鍵。

まさに今回の発表会は、

私にとってその体験でした。

たとえ幼少期に愛されなかったと感じていても、

たとえ安心の記憶がなかったとしても、

大人になってからでも、

「愛されても大丈夫」

「私は守られている」

と感じる瞬間を通じて、

私たちは愛着を育て直すことができるのです。

一瞬の感覚が、人生を変えていく

たった一度の「大丈夫だった」体験。

その一瞬が、

脳にも身体にも、

静かにでも確かに、

新しい道をつくってくれる。

今回の発表会で私は、

それを身をもって体感しました。

「私は光の中に立ってもいい」

「見守ってくれる人がいる」

「私は、もう一人ではない」

そんなふうに思える今、

私はほんの少し、

自分を好きになれた気がしています。

あなたにも、愛と安心が届きますように

この体験を通して私が伝えたいのは

「愛着は、取り戻せる」ということ。

年齢に関係なく、

過去の背景がどんなに複雑でも、

人は“今ここ”での安心を土台に、

未来を書き換えていけるのです。

もしあなたが今、不安の中にいるなら。

もし「どうせ私なんか」と感じてしまう瞬間があるのなら。

どうか覚えていてください。

安心は、体験として取り戻せる。

愛着は、何歳からでも育て直せる。

そして、あなたにもそれができる。

その希望を、私はこれからも伝えていきたいと思っています。

 

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