2025/09/22
頑張りすぎて疲れてしまうあなたへ

〜回復のヒント〜
私たちは日々、仕事や家事、人間関係のなかで「もっと頑張らなきゃ」と自分を追い立てがちです。
その結果、ゴムが切れたように疲れ果ててしまう…。同じパターンを繰り返している方は少なくありません。
その背景には、単なる性格の問題ではなく、「愛されたい」「認められたい」という心の深い願いが隠れています。
子どもの頃から勉強やスポーツ、習い事など「頑張ったときにだけ褒められた」経験が多いと、「努力しなければ自分に価値はない」と思い込んでしまうのです。
だからこそ、疲れても「もう少し」「もっと」と無理をしてしまう…。
けれど、それは本当に必要な頑張りなのでしょうか?
今回は、疲弊のサイクルから抜け出すための小さなヒントをお伝えします。
1. 「今日はここまででいい」と区切る練習
完璧にやりきらないと落ち着かない。そんなときは、あえて「今日はここまで」と声に出してみましょう。
区切りをつけるのは「サボり」ではなく、次の日のためにエネルギーを温存する大切なスキルです。
一歩を残すくらいが、実は長い目で見たときに効率的なのです。
2. 小さな「NO」を言ってみる
人から頼まれると断れない。優しい人ほど、そう感じやすいものです。
でも、すべてを引き受けていたら心も体もパンクしてしまいます。
まずは「今日はちょっと疲れているから行かないね」と、飲み会を断ってみる。
その一言は、自己防衛ではなく自分を大切にする第一歩です。
3. 「何もしない時間」に価値を見いだす
何かをしていないと不安、時間を無駄にしている気がする。
けれど、ぼんやり空を眺める、音楽を聴く、湯船に浸かる…。
「何もしない時間」こそ、心と体が静かに癒され、次に進む力を蓄える時間です。
それは怠けではなく、人生の質を高める大切な投資なのです。
4. 「存在するだけで愛されてよい」と思い出す
「頑張ったから愛される」のではなく、
「あなたが存在するだけで愛されてよい」のです。
これは空想や理想論ではありません。
あなたの中にいる“愛されたい子ども”は、無理をして頑張り続けるのではなく、ただ抱きしめられることを望んでいるのです。
休むことは裏切りではありません。
休むことは、あなた自身を大切にする勇気なのです。
5. 寂しさを埋める癖に気づく
疲れるほど頑張ってしまう背景には、寂しさを埋めようとする癖も隠れています。
買い物や甘いもの、SNS、過剰な仕事…。
一時的には気が紛れても、根本的な解決にはなりません。
大切なのは、寂しさを否定せず「私は寂しいんだな」と認めること。
そして、小さなつながり(誰かに挨拶をする、短いメッセージを送るなど)や、セルフケア(温かいお茶を飲む、深呼吸をする)で安心を育むことです。
まとめ
頑張りすぎて疲れるのは、怠け者だからではありません。
心の奥にある「愛されたい・認められたい」という願いが、あなたを突き動かしているのです。
だからこそ、回復の鍵は「もっと頑張ること」ではなく、
区切りをつける
小さなNOを言う
何もしない時間を楽しむ
存在するだけで愛されてよいと感じる
寂しさを認め、安心を育む
こうした小さな実践にあります。
あなたはすでに十分に頑張ってきました。
これからは「頑張る勇気」ではなく「休む勇気」を持ってみませんか?
そのとき、あなたの中の“愛されたい子ども”は、ようやく安心して微笑むでしょう。
今日からできる「休む勇気」チェックリスト
▢「今日はここまででいい」と声に出して区切れた
▢誘いを一つ断ってみた(小さなNO)
▢10分だけ「何もしない時間」を持てた
▢自分に「存在するだけで愛されていい」と言葉をかけた
▢寂しさを感じたときに「私は寂しいんだな」と認められた
▢温かい飲み物や深呼吸で自分をあたためた
2025/09/21
占いカウンセリングの特徴

ただ解決策を教えるのではなく、共に歩むカウンセラー
1. 傾聴 ― 聴いて、受け止めることから始まる
私はまず、相手の言葉を最後まで遮らずに聴きます。声の調子や間、沈黙の重さにも耳を澄ませます。
人は「話を聴いてもらえた」と実感するだけで、安心感と自己回復力を取り戻し始めるのです。私が経験した孤独――「誰にも相談できない」「話しても否定される」――その苦しみを、クライアントには絶対に味わわせたくありません。
2. 占い ― 無意識の声を映す鏡として
占いは未来を決めつけるものではありません。カードや星は「心の奥の声を映し出す鏡」として使います。自分でも気づいていない本音や、言葉にならない感情を可視化することで、クライアントは「そうか、これが私の気持ちだったんだ」と腑に落ちていきます。
3. 心と身体を同時に整える
私は心理学だけでなく、ヨガや呼吸法、瞑想も取り入れています。
なぜなら、人の心は身体と切り離せないからです。呼吸を深めるだけで、不安で揺れる心は静まり、安心して自分と向き合えるようになります。心が硬くなっているときは身体からアプローチし、身体が疲れているときは心の整理を優先します。
4. 「育て直す」ことを大切にする
大人になってからでも、人はもう一度「愛着」を育て直すことができます。
「頼ってもいい」
「助けてもらってもいい」
「私は愛されていい」
そんな感覚を対話の場で積み重ねていきます。
これは私自身が自分に使ってきた手法であり、同じように苦しむ人に伝えたい一番の軸です。
5. 共感と共歩(きょうほ)
私はクライアントを“治す”存在ではありません。共に感じ、共に考え、共に歩む「伴走者」です。
答えを押しつけるのではなく、本人が自分の力を取り戻す瞬間を信じて待つ。
「人間には元々、立ち上がる力がある」――それを信じ切ることが、私の占いカウンセリングの核です。
信念として伝えたいこと
私の手法は特別な魔法ではありません。
「聴く」
「映す」
「整える」
「育て直す」
「共に歩む」
この5つを大切にすることで、人は必ず回復し、自分らしい人生を歩き始めます。
私自身がそうであったように。
2025/09/14
初めてのクライエントさん

私の母を思い起こさせ衝撃的なセッションでした
占いカウンセラーとして歩み始めて間もない頃、まだ、コロナで自粛していた頃に私は最初のクライエントに出会いました。
当時30代、二人の子を育てている母親でした。
彼女は少し荒っぽい、ヤンキー調の話し方をする人で、その言葉遣いや態度が、まるで私の母を思い起こさせ、私は無意識に身をすくめてしまいました。彼女の生い立ちを聴いていくうちに、言葉にはできないほど過酷さで衝撃を受けました。、子ども時代に守られるはずの安心や愛情を、ほとんど受け取らないまま大人になってしまった彼女。話を聴きながら、胸の奥がぎゅっと締め付けられるようでした。
しかし、彼女が抱えていた悩みは愛が分らないというものでした。
「夫を信じられない。愛せない。だから、不倫したくなる衝動が湧く。」
「義母はいい人だけれど、どうしても、気持ちが悪くて、好きになれない」
「子育てが不安で、子どもすら本当に好きになれない」
彼女自身も語っていました。「生い立ちに比べれば、今の結婚生活は夢物語のようなはずなのに、私は夫を愛せない」と。確かに、彼女の現在の暮らしは過去の悲惨さから見れば安定していました。けれど、心の奥に刻まれた「愛されなかった記憶」は、彼女に人を信じる力を阻み、愛を受け取ることも、愛を与えることも、彼女の凍てついた心を溶かしても何もしてはくれなかったのです。
私は、彼女の悩みに自分を重ねていました。
「愛したいのに愛せない」
「守られているはずなのに不安が消えない」
「周りに人はいるのに孤独」
それは私自身の20代のモラハラにあっていた結婚生活を思い出させました。そして、「人を愛したり信じたりするとひどい目に合うぞー!」と脳内でアラームが鳴っていました。なんと残酷な定位反応でしょうか・・・
彼女との出会いは、私にとって忘れられない体験となりました。彼女のお悩みは、私の中に眠っていた過去の痛みを呼び覚ましながらも、同時に「私はどうしたらこの人と一緒に回復の道を歩んでいけるのだろう」と真剣に考える仕事としての覚醒にも似た意識が働いたのです。それ以降、私の直感は夢中で心理学の勉強をさせてくれたのです。占いカウンセラーとしての私の歩みは、この出会いから始まったのでした。
※定位反応
人や動物が新しい刺激に注意を向けるときに自然に起こる反応を指します。
環境に突然現れた音・光・匂い・動きなどに対して、身体や意識が「それは何だろう?」と注意を向ける反応のこと。
2025/09/07
モラハラ不倫のない世界を目指して

原因を追及、解決を探究
子どもたちとの再会という最高の喜びを味わったあとも、私の心にはいくつもの影が残っていました。母や前夫へのわだかまり、自分を責める癖、そして「本当に私は愛される存在なのだろうか」という問い。過去は消えず、時折心を突き刺す棘のように疼いていました。なんとなく人間関係が続かなかったのです。親密になるのが怖いという感覚に気づいたけれど、その痛みと向き合いながらも、なかなか回避を克服できませんでした。でも、だからこそ、
――苦しみを抱えたからこそ、人の痛みに寄り添える。
――孤独を知ったからこそ、誰かの孤独を和らげられると根拠のない自信は持っていました。
そんな気づきは、心の奥で少しずつ芽生えていったのです。
再婚後、友達や人とのつながりを通じて明るさを取り戻していく中で、「このモラハラ不倫経験をただの不幸で終わらせてはいけない」と強く感じるようになりました。私が歩んできた道は、同じように傷つき、孤立している誰かの希望になれるかもしれない。そう思ったとき、心が小さく頷くような感覚がありました。
その頃、ヨガや呼吸法、瞑想、そして占いに触れる機会がありました。占いは単なる未来予知ではなく、心の奥に隠れた本音や無意識の声を映し出してくれる“鏡”のように感じました。私自身が占いを通じて救われた瞬間があったのです。
「私も、この方法で人を支えたい」
「魂が迷子になっている人に、安心と希望を届けたい」
そうして私は、占いとカウンセリングを融合させ、人の心に寄り添う道を選びました。占いカウンセラーとして生きることは、過去の苦しみを無駄にせず、誰かの回復を支える光に変える道でした。
今振り返れば、私が経験した孤独や苦悩はすべて、この仕事へとつながる必然の過程だったのだと思います。感謝
2025/08/31
モラハラ不倫地獄からの脱出

生き直し、回復への準備期間
離婚を決めたとき、私は全てを失った気がしました。家族という拠り所を失い、子どもたちと離れる寂しさは胸をえぐるようで、夜になると布団の中で声を殺して泣きました。あの頃の私は、人生の敗者のように思えてなりませんでした。「もっと頑張れたのではないか」「母親として失格ではないか」と自分を責め、後悔と無力感に押しつぶされていました。
それでも生きるためには働かなければならず、アルバイトやパートを始めました。体は疲れていましたが、誰かに必要とされ、少しでも収入を得ることは、かすかな自信の芽を育ててくれました。
やがて私は、母に降参するようにして実家へ戻りました。母との関係は複雑で、受け入れられない気持ちもありましたが、帰らざるを得ませんでした。心の奥には「頼りたくない」という反発と「一人ではやはり無理だ」という諦めが同居していました。母に寄りかかるたび、過去の記憶が疼き、わだかまりは消えることはありませんでした。
それでも時間は少しずつ前へと進めてくれました。日常の中で人との出会いがあり、支えてくれる人が現れました。やがて、人生をやり直すきっかけとなる再婚を果たすことができたのです。その時の私は、すでに「ゼロから歩き始める」潔さを持っていました。失ったものは数えきれなかったけれど、「また一から積み上げればいい」という決意が心に灯っていました。
再婚生活の中で、愛し愛される感覚と自信を取り戻していきました。笑う時間が増え、人とつながることの喜びを感じられるようになりました。けれど、心のどこかでか奥の方では、モラハラに対する怒り、悲しみ、痛みは消えずに残っていました。
無意識でしたが、母や前夫へのわだかまりは完全には消えませんでした。心の奥に残る棘のように、時折痛みをもたらしました。それでも私は、子どもとの再会を一生の中で一番のよろこびとして経験したり、少しずつ幸せを受け取れるようになり、ようやく「過去を抱えたままでも前に進める」ということを学んだのです。
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詳細な住所についてはご予約時にお伝えいたします。